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第四回 星正壽氏との対談

対談第四回 星 正壽氏 

星氏対談5P目

第四回星正壽氏との対談

様々な業界と関わる第2の人生


山本:確かに。星さん今、何歳ですか。
星:僕66。今年67になります。
山本:これからの目標とか夢とか、なんか最後に。
星:夢は75ぐらいまで仕事したい。やっぱり去年の10月からいろいろお世話になって、顧問業をやらせていただいてるんだけど、最初は食品関係だったんだけど、今、全然、違う業種の方ともお会いできるようになったんで。全然、違う話ができるから面白いですよ。だから話してて楽しいから。きょう別に社長と話してて楽しいから話してるのと同じで、今、全然、違うのやってるのは、子どものガチャガチャってあるじゃないですか。あれを売ってる会社とかね。あとスーパーとかの家賃交渉する会社、そういうところとか。いろいろな業種の方とお知り合いになれておもしろいですよ。
山本:いい感じですか、さすがやな。星さんのところって、売り上げもどれぐらいなんですか、何千億みたいな。
星:うち、三菱食品?
山本:はい。
星:三菱食品は今、2兆6000億ぐらいじゃない。
山本:すげえな、やばいな。それでも1パーやったらすごいですね。
星:まあね、今1パーセント出てないと思う。この前も久しぶりに今の社長と会って、「星さん、問屋ってなんでこんなに儲からない」と言っていた。
山本:でも2兆すげえな、2兆6000億。じゃあ1パーやったら、200~300億って感じですか。
星:そうだね、でもそれしかないんですよ、忙しい思いしてね。
山本:でもそれでも、3パーとかもろうたら逆にすごいですね。
星:だからあれだよね、社長とか三菱食品とやるんだったら、三菱食品のほうは三菱商事の食品部門をごそっと持ってこようとしてますから。
山本:持ってきてないんですか。
星:まだ全部は来てないんで、海外の商品どうやって、海外にもそういう商品はあるはずだと。そういうのを船でも運ぶのがいいんでしょうけど、そういう値段で運べる、安い値段で運べないことはないんじゃないかなと。海外の商品手出すっていうのもいいんですよ。
山本:海外から引っ張ってくる。
星:そう。衣料品だって海外からいくらでも持ってくるでしょう。
山本:海外、サイズがちょっとね、食いもんやったら別に、ビスケットが小さろうが、大きかろうが別に何でもいいんですけど、服は大きかったり、小さかったりしたら合わんので、それはちょっと。
星:衣料品で思い出した。そういえば金の使い方、昔は僕、本当に135キロぐらいありましたから。
山本:むっちゃでかいやん。
星:サイズでいうと5L、6Lですよ。
山本:だいぶやせましたね。
星:そんなのサカゼンとか、グランバックとか、ああいうところに行かないとないわけですよ。最後の頃はお金もすごい良かったから、グランバックでほとんどスーツ作ったり、いろいろ買ってた。最近はもう、LLか3Lにサイズが変わったんで、そういうところに行かなくて済むようになったんですよ、安いところで。だから最近、一番、使ってるのはタカハシなんですよ。安いじゃない、あそこ。
山本:タカハシは安い。
星:安いよね。最近、普段着はほとんど。
山本:タカハシ。
星:で、朝、ちゃんと散歩するから、シャカシャカパンツみたいな裏起毛付きのやつ、めちゃくちゃあったかいよね。980円ぐらいですから。
山本:やってられん。
星:やぶれたら捨てたらいいぐらいのつもりで、めっちゃ安いなと思って。
山本:めっちゃ安い。
星:衣料品って本当にいくらが原価なのかって分からないよねと思って。
山本:難しいですね。
星:難しいよね、衣類って。でも本当に着れればいいから。
山本:着れればね。
星:着れて、そんなにすぐやぶけるわけじゃないから、本当にタカハシで初めてなんかのあれで行って、安いな。
山本:はまった。
星:昔はサカゼンもそういう見方してたんですよ、僕が東京にいた頃は。だってサカゼンって僕のサイズ、大きなサイズで2パンツのスーツが、毎週、日曜日になると朝市ってやつだ。朝市行くと1万円ですから。
山本:安い。
星:背広が2パンツで。で、僕が顔なじみになるじゃないですか、店長とかと。そうすると店の中を見て、「これ、朝市でしといて」。背広のいいやつ。しょうがないなって。で、お取り置きしといてって。
山本:楽にいける。
星:その頃はだからサカゼンばかり買ってたから。
山本:背広1枚、安いですね、しかも5Lでしょう、めっちゃ生地でかくて。
星:背広50着も60着にもなっちゃった。
山本:すげえ、おしゃれですね。
星:やせたら全然。
山本:使えなく。
星:だって言われたんだよ。「星さん、このサイズはウエスト20センチも縮められません」とか言ってて。
山本:お直しができないってことですね。
星:お直し無理とか言われて。
山本:めっちゃ面白いな。
星:たくさん捨てましたね。
山本:それでもお痩せになったから。
星:痩せたからいいんですよ。
山本:良かった。
星:医者にはあと20キロ減らせって言われる。
山本:まだ? もう20も減らんでしょう。
星:そしたら、薬、何も飲まなくてよくなる。血圧の薬、糖尿の薬。
山本:それ関係あるもんですか。
星:あるある。だってやせていくと糖尿の数値も下がるし、血圧も下がってくる。だから長い間大きかったから、体にはものすごく負担かかってたわけですよね。だからもう、膝も変形関節症になっちゃって。
山本:重いから。
星:歩くのも。で、デブはまっすぐ歩けないんですよ。
山本:笑っていいか分からんけど。
星:まっすぐ歩きたくても外股になっちゃうんです。だからみんな、デブは偉そうに歩いてますから。
山本:のしのしって感じですよね。
星:それの歩き方をこう変えなさい。
山本:歩き方、変えるのね。
星:かかとから着いて、最後につま先で蹴りなさいと。これはちゃんとした歩き方なんですっていうのを教わって。
山本:やってるんですか。
星:それから痩せましたから。それやって歩き出して、膝の痛みが全部、取れちゃったの。膝とか痛くならなくなっちゃった。そういう人に会って。整骨院のお兄ちゃんにね。で、教わった。
山本:痩せてたんですか。
星:その彼が太ってるんだよね。おまえ、人に言うのはいいけどおまえもやれよって。
山本:めっちゃ面白い。
星:おまえができないことを俺はやったんだから、おまえからいくらか、もらわなきゃいけないんじゃないか、とか言って。
山本:めっちゃ面白いな。めちゃめちゃ勉強になった。

実は頑張れない正確


星:(笑)いや、勉強になんかなりません。でもあれだけなら僕は自信ある。運も実力のうちは、それだけは今でもそうだと思う。だから今もついてるから仕事いっぱい来るんですよ。
山本:いやもう実力でしょう。
星:実力はどうなのか分からない。
山本:実力でしょう、絶対そうですよ。
星:あまり昔から真面目にやるとかっていうの、好きじゃないんですよね。
山本:(笑)真面目にやってくださいよ。
星:仕事は好きじゃないっていうか、一生懸命やってるのを見せたくない。「星さん、何にもしないのにできてるね」っていうほうが好きなんですよ。そのほうがかっこいいじゃない。
山本:(笑)かっこいいですけど。
星:そういうの、目標はそれかな。仕事をしてたときはあまり遅くまで頑張ってるなとか、そういうのは嫌。あいつは早く帰るけどっていうほうがかっこいいじゃないですか。
山本:かっこいいけど、それすごいですね。
星:何とかそういうので。実際に仕事はまあしてますけどね。
山本:僕、長時間労働しかないと、めっちゃ重要やと思いますからね、ほんまに。
星:長時間労働しなきゃいけないんでしょうけどね。
山本:ほんまに覚えられないですよ、それやらんと。体に染みつかんし。
星:だからそれをどういうふうに、若いやつらにさせてかなきゃいけない。仕事、誰かに分からせないとしょうがないでしょう。でも絶対、若い子でも社長がやってるような仕事を好きな人はいますから、そういうのに憧れてる人って絶対います。
山本:いますか、探しましょう。
星:どこかで探せると思いますよ。でもすごいね、20歳で起業したっていうのは。
山本:でもそんな全然。
星:サラリーマン生活をしたことないんでしょう?
山本:したことないですね。
星:それがすごいなと思って。
山本:だから不勉強なんですよね。
星:いえ。
山本:いつも不勉強ですから。
星:いろんな今の仕事より、他のところがなかなか聞こえない。だからこういうのをやりたいっていうのも何となくわかる。いろんな情報が入って。でも、僕らぐらいのリタイアした人ばかりだと、ちょっと何年か、半周以上、何周か前の情報ですから、あまり当てにならないですよ。
山本:なんか根性論みたいなやつが僕の中でやっぱり好きで。
星:根性ね。継続とか忍耐とか。
山本:お嫌いですか。
星:根性とか大嫌いです(笑)。頑張れないほう。僕あまり頑張れない。でも自分で体重減らしたのだけ、よく頑張れたって、それだけ。あとは頑張ったことないもん。
山本:ほんまに?
星:頑張らない。
山本:2兆6000億売れんでしょう、頑張らなかったら。
星:(笑)いや、俺が売ったわけじゃないから。
山本:すげえよな、うちも売ってみたいな。
星:自然と会社集めたらそのぐらいになりますよ。
山本:そういうことなんですか。
星:うち、もともとは僕らがやってた、さっき言った加工食品中心の問屋だったんですよ。でも今、その辺が売れるわけじゃないんです。今、売れてるのは、日配品だとか冷凍食品だとか、あとは今はもう総菜ですよ。そっちのほう、まだうちはあまり手をつけれてないんですよ、三菱食品は。
山本:総菜ってなんか、現場で作ってるんじゃないんですか。
星:いや、現場で作るんで、その材料。あとはメニュー提案をできるか。
山本:平和堂さんって飯がうまいから。飯うまいんでしょう? あそこって確か。
星:うん、だからやっぱりそういうことですよね。大体、年寄りになってくるとコンビニの総菜ですよ。今、売り出してるの。おじいちゃん、おばあちゃんたちは今まで行かなかった。でも、僕らのようにちょっと売れるっていうのは、団塊の世代の人たちっていうのは、コンビニ世代ですからね、もう。コンビニのはしりの頃からコンビニをずっと使って。コンビニに買い物行くのに、苦にならない。それが今セブンイレブン中心に、総菜の味がものすごく良くなってますから。だからおじいちゃんとおばあちゃん2人だったら、作るよりも買ってきたほうが。
山本:買うほうが楽。
星:安いんですよ、かえってね。
山本:確かに。
星:ごみ出ないでしょう。だからそういうことですから、だんだん今、総菜部門っていうのはまた。だから日本も朝、起きたらどこかの屋台でうどん食べて行くみたいな、東南アジアとかああいうふうな形になっちゃうのかなと思って。
山本:そうですね。確かに、それはありえますね。
星:でもアメリカみたいにはなりたくないなと思って。アメリカ人ってほら、毎日、同じホットドッグでもいいんだもんね。味も一緒で同じ店で毎日、朝それを食べていいっていう。
山本:僕らもう無理ですから。
星:やっぱりさすがに朝食、同じものが出てきたら怒るでしょう、毎日。
山本:ヨーロッパとか行ったら苦痛ですもん、毎朝パンでしょう、むっちゃ苦痛ですね。
星:同じもの、日本人はそれだけはね。
山本:日本、食い物に関しては最高ですね。
星:今の子はかわいそうだと思うのは、今の子どもたちのおふくろの味って何だか分かりますか。給食です。
山本:え、そうなんですか。
星:今の本当、だってお母さん作らないんだもん。
山本:いや、作るでしょう。
星:いや、子どもにとっては給食が一番おいしいんだもん。味覚音痴の子ばかり育つような気がしてしょうがない。おいしいものっていうのがあれですよ。やっぱり子どもは小さいうちからおいしいものも食べさせなきゃいけない。
山本:それ本当の話ですか。
星:うん。だって夫婦共稼ぎだったら本当に作れますか。朝は例えばパンとなんかに、バナナぐらいしか出さないとか。で、例えば今、両親食べない人、結構いるじゃないか。朝、食べないで出てきちゃう人、寝てるほうがいいって。
山本:僕もそうですよ。
星:そしたらその子どもも食べないじゃない、自然と。だから朝、食べないのはやっぱり駄目よ、絶対に。朝はご飯と具だくさんのみそ汁が。
山本:僕、ほとんどフルーツやわ。
星:いや本当に、具だくさんのみそ汁を必ずどこかで1日のうち1食は。でも朝、食べないと駄目だよ。朝は絶対、食べないと。抜くんなら晩飯抜きなさい。
山本:なるほど。そりゃそうですね。
星:だって寝るだけだもん。俺の友達で痩せるっていって、夕食食べるのやめて痩せちゃったのがいる。で、すぐはやめられなくて、サラダだけ。生野菜だけボールに1杯ぐらい食べてたんだけど、それがだんだん減っていって、今もう何十年と、あいつ40年ぐらい夕食を食べてない。
山本:すげえな。40年、晩飯抜き。
星:本当に。ずっと俺、若い頃からの付き合いだけど、そいつ80キロぐらいあったやつが、ずっとやせて今だから。
山本:50キロとか。
星:70キロあるかないかぐらいで、ずっとすらっとして。それで変わってないもん、全然。
山本:ほんま2食でいれんの、すごいですね。
星:こういう商売、僕らと同じ仕事してるから、やっぱりお酒飲みの付き合いはしますよ、それなりに。そういうときは食べますけど、基本的に家では食べない。その代わり、朝と昼はめちゃくちゃ食べますよ。あいつも朝は食べないと駄目ですよね。
山本:フルーツだけですね。
星:駄目。
山本:駄目なんですか、すいません。
星:フルーツ、夜は食べないでよ。
山本:なんでなんですか。
星:毒だよ、あれは。糖分も。フルーツは朝だけ。
山本:朝だけ。
星:だから甘いものって早く食べないと駄目なんですよ。
山本:1日のうち。
星:うん。でも朝ご飯、絶対、食べたほうがいい。おむすび1個でもいいから。
山本:分かりました。
星:で、夜は飲んだら炭水化物は食べない。
山本:それはおいしいから難しいですね。
星:俺、それで痩せたんだもん。
山本:ほんまですか、抜きました?
星:今、もう夜は炭水化物取らないですから。だからご飯、締めのラーメン、うどん、そば。
山本:全部おいしいやつですよね。
星:でも食べません、夜はね。商売での宴会のときだけよ。最後にちょっとおそばとか出てくるじゃない、コースが。あれは絶対、食べない。
山本:食わないんですか。鉄の意志ですね。じゃあ俺もそうしよう。
星:朝だけはね。
山本:ちょっとぐらいいいやんって思わないですか。
星:いやいやそれは。意外と頑固なほうです。
山本:ほんまですか、でも夜飯うまいですよね。
星:日本の食生活がそうなっちゃってんですよね。飲むからね、やっぱりどうしても。僕もほら、だから炭水化物は食べないけど、夜、飲んじゃうでしょう。するとどうしても僕、本当の酒飲みじゃないから、つまみがないと駄目なんですよ。だからつまみ食べ過ぎるから、なかなかやせない。だからそれを減らさないと今。痩せようと思ったら食べないことしかない。食べないとね、だからリバウンドしてちょっと前まで103キロぐらいまで増えちゃったんですよ、97キロぐらいから。
山本:増え方がすごいな。
星:どんと6キロぐらい増えて、1週間、朝、昼おかゆだけ。夜はお酒をやめて炭水化物取らないので。そしたら4日ぐらいで戻しましたけど。
山本:身体に悪そうやな。そろそろですかね。
星:はい、どうもきょうはありがとうございました。
山本:いや、こちらこそありがとうございました、面白かったです。 (

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